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電話カウンセリング・対面カウンセリング

平成13年より代々木心理オフィスというカウンセリング施設で、広く心の問題で悩まれている方の臨床に携わってまいりました。そうした方々の中には、恋人が欲しいけど、なかなか親密な関係を築けないため恋愛経験がない、とても少ないとおっしゃられる方が少なくありませんでした。
私自身、39歳の時に今の嫁とお見合いで知り合い、2年後に結婚いたしましたが、その嫁と知り合う前の10年間位は恋人ができず、大変孤独で悩んだ時期がございました。
幸い、それまで恋愛経験がない、とまではなかったのですが、その10年はまさに冬の時代でした。お見合いパーティーに出ても、短時間で知らない異性に自己アピールするのが苦痛になって行き、合コンに出てもまったくこの女性良いな、と言う感覚が感じられず、友人の紹介で会って、とりあえずデートまではしても何か空周りするだけ。別に選り好みしてるわけでも、特別無愛想なわけでも無いつもりなのに、なぜ?
あんまり寂しいので猫まで飼ってしまいました(笑)

今思うと、当時は職業上の将来の不安などもあり、とても焦る気持ちが強かったと言うこともあり、我を失った状態であったのだろうと思います。内面を振り返っても、自分が“好きだ”という感情よりも、いかに相手に良い印象をもってもらうかという理性的な事ばかりに意識が行っていましたから、そうした意味でもアイデンティティの危機だったのだと思います。人間どんなに堅実に生活しているようでも、いつ、ぽっかり開いた落とし穴に落ちるか、わからないものです。
そんな自身の経験も活かしつつ、恋愛できないで悩んでいる方々のお役に立てないものかと思い、そうした状況におられる方専門のカウンセリングを始めることにいたしました。

私も、もうこのまま結婚はおろか、恋人もできないまま老境に入るのだろうなと、あきらめの気持ちがわいたこともありますが、どうかあきらめないで下さい。恋愛や結婚だけが、幸福への道とは思いませんが、好きな人と親密になるという経験は、広くあなたの成長にもつながるものであると思います。ぜひ一緒に活路を見出してまいりましょう。

治療の場をエンパシー(共感)と名づけました。私の師匠である日本催眠心理研究所(代々木心理オフィス)の米倉所長が、カウンセリングに於いて、最も重要視したのが、この共感と言うものでした。私も事あるごとに共感すると言う事をご指導いただき、共感する事には自信が持てるようになりました。と言うのは真っ赤な嘘で、未だに難しいし、とても足元に及ぶものではありません。でも初心にして最重要なこの“共感する事” を、いつも忘れないように、この名前を付けさせていただきました。

公認心理師 堀江健一 1963年8月生

日本大学芸術学部・美術学科版画コース卒業。ファッションメーカーの会社で営業、日大習志野高校・美術科非常勤講師、女子美術短期大学・専任助手、IT関連会社でコンピュータグラフィックデザイナーとして、ゲームソフト・ビジネス支援ソフト・テレビ番組のオープニング3Dアニメーションの制作などの職業を経て、平衡して、臨床心理学を勉強しだす。
荻窪医療心理学院に入学、第一荻窪大森クリニック(心療内科・精神科・神経科)にて研修、放送大学に入学し、職業として本格的にカウンセラーを目指す。
杉並区、八王子市の中学校にて心の相談員、平成13年より代々木心理オフィスで研修を始め、その後常勤スタッフとして現在も勤務しながらカウンセリング・催眠療法の経験を積む。日本催眠応用医学会会員。
現在、嫁と猫と三人家族。

周りからは良く、美術系から心理系なんて全然違うのに何で?と聞かれます。しかし自分の中では繋がっているのです。まず絵を描いていた頃は、人の内面を絵として描きたいと思い、そうしたコンセプトの(ちょっと不気味な?)絵を描いておりましたし、職業デザイナーになってからも、クライアントがどんなビジュアルを求めているのか、自分が表現したデザインやイラストなどが、人にどう思って見られるのかがポイントになるので、常に人の心理と言うものに興味を持ち続けていたからです。

また私自身、あまり感情表現が上手くない分、絵というもので表現していたのかもな、と思うところもあります。

カウンセラーとしてはちょっと異色ですが、どうぞよろしくお願い致します。

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